「今すぐこのつらい頭痛や生理痛をなんとかしたい…」と悩んでいませんか?
仕事や家事で休めないとき、痛みにすぐアプローチしてくれる市販薬は本当に頼りになる存在ですよね。今回は「とにかく痛みをなんとかしたい!」という時に飲んで効果を発揮する”ロキソニンSシリーズ(+Pro)”についてそれぞれの使い分けも合わせて解説します。
まずは主成分の特徴や効果からです。
主な特徴・期待できる効果
ロキソニンシリーズは、医療用医薬品としても広く使われてきた実績のある成分を配合した第1類医薬品の解熱鎮痛薬です。最初にメリットから紹介します。
主な特徴・メリット
- 痛みの原因物質を抑え、鎮痛効果がある
- 1回1錠(製品によっては1回2錠)で飲みやすく、持ち運びにも便利
- 眠くなる成分(催眠鎮静成分)が入っていない(ロキソニンSプレミアム以外)ため、仕事や運転前でも使いやすい
- 体内に吸収されてから効き目を発揮するプロドラッグ製剤のため、胃への負担が少ない
効能・効果(添付文書より)
- 頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽頭痛・腰痛・神経痛・関節痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・悪寒・発熱時の解熱
成分と効き方
ロキソニンシリーズの主成分は、現在でも医療用医薬品として広く使われている成分です。
主成分
- 成分(1錠中):ロキソプロフェンナトリウム水和物 68.1mg(無水物として60mg)
この主成分に制酸剤や生薬成分などが配合されていたり、錠剤が早く溶ける技術が使われたりしてシリーズ製品それぞれの良さが現れています。各製品の違いについては後述します。
どのように効果がでるの?
痛みの原因となるのは、体内で作られるプロスタグランジンという物質です。
- プロスタグランジンの発生をブロック:主成分がプロスタグランジンを産生する酵素(シクロオキシゲナーゼ)の働きを抑え、プロスタグランジンの産生を抑制します。
- プロドラッグ製剤:成分が体内へ吸収されてから活性型に変化するため、胃粘膜への直接的な負担を和らげます。
ロキソニンシリーズのラインナップと特徴
市販されているロキソニンシリーズは種類があり、それぞれ特徴が異なります。まずはご自身の症状やニーズに合ったものを選ぶことが大切です。
- ロキソニンS:シリーズの基本形。単一成分(ロキソプロフェンのみ)でシンプルな処方。
- ロキソニンSプラス:ロキソニンSに「胃を守る成分(酸化マグネシウム)」をプラス。胃への負担が気になる方に。
- ロキソニンSプレミアム:つらい痛みに効くダブル鎮痛成分に加え、胃粘膜保護成分も配合されたプレミアム処方。催眠鎮静作用のある成分を含むため眠気が出る可能性がある。
- ロキソニンSプレミアムファイン:生理痛のメカニズムに着目。鎮痛成分+生薬成分(シャクヤク等)等で、つらい下腹部の痛みに特化した処方。
- ロキソニンSクイック:錠剤がすばやく崩壊する技術を採用。効き目の速さと胃への負担の少なさを追求したタイプ。
- ロキソニンPROフィジカル:腰痛・肩こり痛など身体の痛みに着目。筋肉の緊張や炎症を和らげる生薬成分(シャクヤク・カンゾウ)と胃粘膜を保護する成分を配合。
| S | Sプラス | Sプレミアム | Sプレミアムファイン | Sクイック | PROフィジカル | |
| どんな時 | 他シリーズの配合成分で副作用等気になる時 | 胃の負担が気になる | 特に頭痛 | 特に生理痛 | 早く効き目がほしい時 | 特に腰痛・肩こり痛 |
| 1回量 | 1錠 | 1錠 | 2錠 | 2錠 | 1錠 | 2錠 |
| 金額 | ¥768 | ¥823 | ¥823 | ¥768 | ¥933 | ¥823 |
※どの製品も効能・効果に基づいた鎮痛・解熱効果があります。
※金額は12錠・メーカー希望小売価格(税込)
正しい使い方
正しく使うことで、胃障害などのリスクを抑えながらしっかり効果を発揮させることができます。
用法・用量
- 成人(15才以上):1回量は製品ごとに異なるため、上記の表を参照。1日2回まで
- ただし、再度症状があらわれた場合は3回目の服用が可能です(服用間隔は4時間以上あけること)。
- 15才未満:服用しないでください
飲むときのポイント
- なるべく空腹時を避ける:胃への負担を減らすため、食後や、軽食(ビスケットや牛乳など)をとった後に飲むのがベストです。
- 多めの水で飲む:水なしで飲んだり噛み砕いたりせず、コップ1杯程度の水またはぬるま湯で飲み込みましょう。
注意点・副作用・使ってはいけない人
医薬品ですが、正しく安全に使うための重要な注意点があります。
使用上の注意・副作用
主な副作用として、以下のような症状が現れることがあります。
- 消化器:胃部不快感、腹痛、胸やけ、食欲不振、吐き気など
- 皮膚:発疹・発赤、かゆみなど
- その他:めまい、眠気(※ロキソニンSプレミアム)
使用後に上記のような症状が現れた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、医師・薬剤師または登録販売者に相談してください。
服用してはいけない人
- 本剤または本剤の成分でアレルギー症状を起こしたことがある人
- 本剤または他の解熱鎮痛薬、かぜ薬を服用して喘息を起こしたことがある人
- 15才未満の小児
- 出産予定日12週以内の妊婦
- 胃・十二指腸潰瘍、血液の病気、重い肝臓病・腎臓病・心臓病などの持病がある人
併用注意・チェックポイント
- 他の解熱鎮痛薬や風邪薬と併用しない(副作用のリスクが高まる恐れがあります)
- 服用前後の飲酒は避ける(アルコールにより胃障害などの副作用が強まる恐れがあります)
受診を勧める目安
市販のロキソニンシリーズは痛みの強い味方ですが、セルフケアには限界があります。
- 3〜5日ほど服用しても症状が改善しない場合は、漫然と服用を続けず、使用を中止して医師・薬剤師または登録販売者に相談してください。
- 「息苦しさがある」「激しい腹痛がある」「高熱を伴う」「これまで経験したことがない激しい頭痛がする」などの症状がある場合は、自己判断で市販薬に頼らず早めに医療機関を受診してください。
頭痛で飲む際の注意点について
ここまではメリットや特徴、添付文書に沿った副作用や注意点について解説してきましたが、ここでは特に頭痛で本製品を服用する際の注意点について解説をします。
1つ目は薬物乱用頭痛についてです。頭痛を長い間繰り返している状況で、頭痛薬(鎮痛薬)を毎回または毎日のように服用していると、頭痛が治らなくなったり逆に悪化してしまう状態のことです。具体的には以下の状況だと危険です。
・3か月を超えて頭痛薬を使用している。
・その3か月の中で1か月に単一成分薬を15日以上(複合成分薬は1か月に10日以上)服用している。
※単一成分薬→今回紹介した中だとロキソニンS錠
※複合成分薬→今回紹介した中だと特にロキソニンSプレミアム錠
このような場合では頭痛が起きた際に鎮痛薬を服用すると、逆にどんどん頭痛が悪化していってしまうこともあるため早めの受診が必要です。
2つ目はロキソニンSプレミアム錠に含まれるアリルイソプロピルアセチル尿素についてです。同様の成分としてブロモバレリル尿素が挙げられます。これらの成分は催眠鎮静作用があるため眠気に注意が必要な点もあるのですがもう一つ、“習慣性・依存性”があることに注意が必要です。
具体的には、以下のような状態に陥る恐れがあります。
・今まで効いていた量の薬を飲んでも、頭痛が治らなくなる
・薬の効果が切れると、すぐに頭痛がひどくなる(または離脱症状が出る)ため、続けて薬を飲んでしまう
上記のような注意点があるため、頭痛を治すために服用する際は特に受診の目安をしっかりと守っていただき、改善がない場合は早めに医療機関を受診することを強くお勧めします。
まとめ
- ロキソニンシリーズは、つらい頭痛や生理痛などの痛みに 素早くアプローチし、優れた鎮痛効果 を発揮する 第1類医薬品
- 眠くなる成分が入っていない(ロキソニンSプレミアム以外)ため、日常のさまざまなシーンで使いやすい
- 15才未満や出産直前の妊婦は服用できない。空腹時を避け、多めの水で飲むのが安全に使うコツ
- 特に頭痛で服用する際は服用期間に注意し、改善がない場合はすぐに医療機関を受診する。
お近くのドラッグストアや薬局で購入可能です(※第1類医薬品のため薬剤師による確認が必要です)。ご自身の体調や持病に合うか不安な場合は、店頭の薬剤師にお気軽にご相談くださいね!


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